こんにちは、ととっぷぶろぐです。
皆さん、「建設コンサルタントではどんな資格を持つべきなのか?」という疑問はありませんか?
今回の記事では、建設コンサルタントで持っていると有利な資格を解説します。
また、この記事は若手技術者のためになると良いなという思いを込めて記事にしています。
それではどうぞ!
建設コンサルタントになるのに資格は必要?
資格は必要なし!
建設コンサルタントになるのに資格は一切必要ありません。
基本的に建設コンサルタントに必要となってくる資格は就職後に取ることになるので就職前にとっておく資格はありません。
しかし、取っておいた方が良い資格はあります。
例えば、技術士補です。
下の記事で技術士補に関して詳しく解説しているので気になった方はご覧になってください。
建設コンサルタントに関連する資格
1.技術士
建設コンサルタントの人が第一に目指す国家資格です。
技術士は国家資格の中でもかなり難関で、ただ勉強すれば取れるという資格ではありません。
また、技術士試験は技術士補として4年以上の実務を行わないと受けることが出来ません。
ただ難関なだけあり、技術士を持っておくと管理技術者・照査技術者として名前を使うことが出来るため、会社からはかなり重宝されます。
2.RCCM
建設コンサルタントに関連する民間資格の中で最も重要なのがRCCMです。
技術士と比較するとRCCMの方が合格率が高いのが特徴です。
また、RCCMを保有していると技術士と同様に管理技術者・照査技術者として名前を使うことが出来るので会社からかなり重宝されます。
しかし、RCCMは一般的に「技術士 > RCCM」のイメージがあるので取れるのであれば技術士を取ることをオススメします。
ただ、持っておいて損は無く、むしろプラスに働く資格なので取得を目指しても良いと思います。
3.測量士
昨今までは建設コンサルタント業界では持っておくと良いとされてきたのが測量士です。
ただ、最近では測量を行う仕事の場合、測量だけは測量会社に外注することが増えており、あまり重要視されなくなってきました。
しかし、まだ測量を行うコンサルがあるため自分の就職する会社が測量自体を外注しているか自社で行っているかは確認を行う方が良いでしょう。
場合によっては持っておくとかなり重宝される資格です。
4.1級建築士
建設コンサルタントの中で建築関係の部署に所属する人は持つべき国家資格です。
1級建築士も国家資格の中で難関ですが、その分持っているとかなり重宝されます。
建築士の資格には2級建築士という資格もありますが、保有している人はかなり多いため、そこまで価値は高くありません。
ですので、2級建築士は早めに取得し1級建築士を取ることを目標にすることをオススメします。
5.土木施工管理技士
土木施工管理技士とは、工事の施工管理に関する国家資格の1つです。
土木施工管理技士には、1級と2級がありそれぞれ対象とする工事の規模が違います。
また、土木施工管理技士を受験するには一定の実務経験が必要で、指定学科の大卒者は2級であれば実務1年で受けることが可能です。
土木管理技士も国家資格の中でもかなり難関な資格です。
どの資格が一番重要?
まずは「技術士」取得を目指すべき
建設コンサルタント業界に就職するのであれば、まず第一に「技術士」を取得することを目指すべきです。
技術士は会社から重宝されるだけでなく、自分の信用度の証明にもなります。
コンサルタントの仕事は、「対人」がメインのお仕事で、相手を納得させることが非常に重要になります。
そんな時に技術士の資格を持っているとそれだけでお客さんからの信頼を得やすくなります。
それだけではなく、仕事の受注もしやすくなり、結果的に売り上げが格段に上がります。
「技術士」を持っていると引き抜かれることも!フリーランスも可能!
技術士を持っていると他社から引き抜かれることもあります。
よくあるのが、会社への電話またはメールから「うちで働きませんか?」とお誘いが来るという感じです。
自分の今の給料より良い場合や待遇が良い場合にスカウトを受けることもできます。
また、技術士を保有していると将来フリーランスとして働くことも可能になります。
会社に縛られることもなく、自分のペースで仕事を受注できるのでそのような生活をしたい人はとてもオススメです。
ただし、フリーランスになるのにはかなり信頼を得てからでないと難しいので、注意が必要です。
「技術士」を取るには?
まずは「技術士補」を取ろう!
技術士の試験は「1次試験」と「2次試験」があり、2次試験に合格した段階で取得することが出来ます。
「技術士補」はその1次試験に合格した場合に取得することが出来る資格で、「技術士」を取得するには必須の資格です。
1次試験は、「基礎・適正科目」と「専門科目」の2つの合計点が6割以上で合格となります。
1次試験の合格率は約40%で、2人に1人は確実に落ちる計算となります。
ただ、1次試験に関しては正しい勉強方法を行っていればまず落ちることはないです。
「技術士補」の勉強方法は?
技術士補の勉強方法は、とにかく反復練習をすることです。
技術士補の参考書というのはほとんど無く、過去問ばかりになります。
ですので、ちゃんとした過去問題集を正しい使い方をすることで効率的かつ効果的に勉強ができ、合格に結びつきます。
下の記事で詳しく解説しているので、技術士補をまだ持っていないという方は合わせて読んでみてください。
技術士試験対策は「予測」が命
技術士試験は分野で分かれてはいますが、問題の出る幅がかなり広いです。
ですので、その分野を全て網羅しようとするとかなり難しいです。
技術士試験に受かった人のほとんどは問題を予測して対策しています。
例えば、道路分野だと過去の技術士試験だと記述の1つは大体最新技術について問われることが多いです。
それを予測して国土交通白書の最新版を読み漁って対策をします。
このように過去問から傾向を掴み対策することが非常に重要になります。
まとめ
今回の記事では建設コンサルタントで持っておくべき資格について解説しました。
この記事を読んで、「技術士をとるぞ!」と意気込んでくれる人が増えてくれれば幸いです。
しかし、中には逆に資格を取ることに自信が無くなってしまった人もいるかもしれません。
でも安心してください。しっかり目の前の業務をこなしていけば自然と経験が詰めるので技術士試験の合格率は上がっていきます。
また、技術士が無理でもRCCMを取得できれば良いので並行で勉強しても良いと思います。
私も資格取得のために頑張っていきます。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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