こんにちは、ととっぷぶろぐです。
「概略設計ってなんだろう」という疑問はありませんか?
今回の記事では、概略設計についてを解説します!
また、この記事には建設コンサルタント業界で働く人の助けになれば良いなという思いで記事を作成しています。
それではどうぞ!
概略設計とは?
比較検討を行って大まかな構造を決める
概略設計は主に比較検討を行い、最適な構造を決めていきます。
色々な項目で比較を行い、総合的に最も優れている工法やルートを選定します。
この比較検討を行うことで、コストパフォーマンスが最も良い工法を選定することができ、税金の無駄使いを無くすことが出来ます。
比較検討の内容
では、比較の項目はどのようなものがあるのでしょうか?下に主な比較項目を例として取り上げています。
経済面、技術面、社会面は予備設計で行われることが多いです。
ただし、現地状況や地質状況は必ず概略設計で検討していきます。
特に地質状況は非常に大切で、安全に施工されるためにはしっかり地質状況を考慮する必要があります。
最適な工法を選定する
そして、検討項目の中から総合的に最も優れている工法を選定します。
過少設計や過大設計とならないように選定を行っていきます。
ちなみにほとんどが経済的に優れている工法が選定されることが多いです。
現場に必要な性能を満たすことを要求性能を満たすと言うのですが、例えば要求性能を満たして施工費が違う2つがあれば、安い方を優先するからです。
他の設計との違い
基本設計との違いは?
基本設計という設計項目があるのをご存知でしょうか?
この基本設計とは、概略設計とほとんど違いはありません。
というか同じと思っていただいて大丈夫です。
最近では基本設計という設計名称を使うことはありませんが、少し前の設計であれば基本設計という名目であることがあります。
予備設計・詳細設計との違いは?
予備設計・詳細設計と概略設計はしっかり違いがあります。
予備設計では、概略設計で行うことが出来なかった比較を行ったり、それに基づいて設計図を作成します。
また、詳細設計では工事に必要な図面や数量計算書を作ったりします。
下の記事で予備・詳細設計についても解説しています。
まとめ
今回の記事では概略設計とは?について解説しました。
中には概略設計だけではなく、予備設計・詳細設計も何か知りたいという方もいらっしゃると思います。
そういう方はこちらの当ブログで紹介しているので合わせてご覧になってはいかがでしょうか!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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